2010年5月20日木曜日

スキーム

最近職場で、スキームという言葉をよく耳にする。

意味はほぼ分かっていたけど、引っかかっていて、調べてみると「スキーム=体系、枠組み」(英語では謀略、陰謀の意味もある)だとわかって腑に落ちた。

例えば、何かプロジェクトを起こす時には、こうこうこういう理由で、こうするとこうなるというようなスキームを前提にする。

これがままならないと、うまくいかない。

これは設計にも当てはまる。
というよりも、枠組みの分かる建築に自分は魅かれる。
簡単に言ってしまえば、説明可能性ということにつきるんだろうけど、この「分かる!」がやっぱりすごく重要なんだと思う。
そういう意味で、自分はプロセスなんかを見せられるよりはきちんと説明しようとしている建築の方にずっと好感を抱く。

写真はもう3年くらい前に行った、新潟の潟博物館(青木淳設計)。
これは分かりやすすぎる程に分かって感動したのを覚えている。

潟には貴重な渡り鳥がたくさんくる→その観測施設がほしい→上に上がる程遠くが見えるカタチ→逆円錐タワーかつ全面ガラス→構造体は内側で暗室がその中→合理的に考えるとガラスの幅は一定で、上に行く程スラブの周長は増すのでサッシの位置が少しづつずれるというデザイン。。

そういうふうに一つのきっかけから、建築の細部までが見事に決められていて、本当に鮮やかだった。
しまいに、屋上にあった落書きを見つけたときには、やられたと思った。


話は飛ぶけど、SSDはまさにスキームのパッケージだったと思い、自分の興味は割と一貫していたんだなと思う。


ところで、一つ気になるのは「ストーリー」という言葉。
意味を調べると「ストーリー=物語、筋書き」とある。

ストーリーもよく耳にする言葉だけど、擬人化させたり、ケムに巻かれるような気がして少し疑問が残る。
という意味で、アトリエ・ワンのミニハウスやガエハウスは秀逸だなと思うけど、近作は分からないこともある。

いずれにせよ、設計を開始せねば。

以前、友人に建ててくれと言われた住宅のコンセプトとコンペのテーマが重なったので、今週より始動。

2 件のコメント:

  1. よく分かったね!

    「落水荘」というテーマと君が昔与えてくれた
    ヒントを繋げて作れたらいいなあなんて思ってたのさ。

    ちなみに「落水荘」とはFrank・Lloyd・Wrightの名住宅。

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